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高知新聞/2018/10/11 10:05
http://www.kochinews.co.jp/article/222496/

加計氏の会見/国会で偽りなく説明せよ

 当事者が潔白を主張すればするほど疑惑はむしろ膨らんでいく。信用に足る釈明になっていないからに他ならない。
 学校法人「加計学園」の加計孝太郎理事長が6月に続き再び記者会見し、愛媛県今治市への獣医学部新設を巡る安倍首相との事前の面会を改めて否定した。だが、その根拠は「記録がないので」などとあいまいで、事実関係の客観的な証明になり得ていない。
 政府が50年以上も認めてこなかった獣医学部新設の「岩盤規制」が第2次安倍政権で解かれ、安倍首相の「腹心の友」が理事長を務める学園1校のみが申請し、認可された。政府内の意思決定過程の文書には「総理の意向」といった記載が残り、「加計ありき」の不公正な特別扱いをうかがわせた。
 安倍首相は学園の構想を初めて知ったのは、計画が認定された2017年1月20日になってからだと説明した。だが、学部新設を支援してきた愛媛県が、学園側からの報告として「15年2月25日」に安倍首相が加計氏と面会し「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と推したと記した文書を明らかにした。
 愛媛県文書に沿えば、安倍首相は国会でうそを言い、官僚らが「首相の意向」を忖度(そんたく)したのではないかとの疑惑の構図に重なる。学部認可の正当性が揺らぎ、政権基盤にも関わる問題だけに、加計氏の説明責任は極めて重い。
 学園側は愛媛県が文書を明らかにした後、事務局長が虚偽の話を伝えていたと釈明した。加計氏も事務局長の「勇み足」だったと謝罪し、首相との面会も否定した。だが、その根拠は不明確な上、県の文書も見ずに会見に臨んでいた。
 あまりに誠実さを欠くのではないか。仮に事務局長の釈明通り虚偽だったとしても、それは首相との親密関係をかざして県を信用させ、巨額の公費支援を引き出したことになる。県民を欺いたと同じで、この上なく悪質だ。その罪深さへの認識不足を疑われよう。
 昨春、疑惑が浮上し、国会で追及が激しくなる中でも加計氏は説明の場に立たず、今年4月に獣医学部が開学してから初めて会見を開いた。やましさがないなら、なぜ率先して答えようとしなかったのか。
 再会見も県議会から説明責任を求める決議を突き付けられての対応だ。そこでも「父親の代からの悲願」と訴える一方、首相秘書官らと面会を重ねていた事務局の動きは「詳細は分からない」との答えにとどまった。土地分を含めれば100億円を超える公費助成を受ける事業者として許される姿勢だろうか。
 疑惑は晴れていない。森友学園問題などとともに国会での真相解明は途上だ。安倍政権はいつまで国民の不信を引きずっていくのか。月内に召集予定の臨時国会でも審議を続けなければならない。既に記者会見も開いた加計氏に説明を求めない理由は与党にもないはずだ。


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