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岩手日報/2018/10/11 10:05
https://www.iwate-np.co.jp/article/2018/10/11/25480

加計理事長の会見/国会で説明してほしい

 安倍晋三首相夫人を名誉校長とする小学校新設に絡む森友学園への国有地売却問題と同様、首相の親友が理事長を務める加計学園による獣医学部新設に関わる問題は「首相やその周辺が、行政を私物化したのではないか」という疑念に集約される。
 加計孝太郎理事長が先ごろ行った会見は、到底納得できるものではない。発言の通りなら、学園は首相の名をかたる大うそで計画を前に進めたことになる。この重大事を受け流すかのような首相の対応と合わせ、一連の経過は異様としか言いようがない。
 焦点の愛媛県文書は、学園側からの報告として、2015年2月25日に加計氏と面会して獣医学部構想を聞いた首相が「それはいいね」とコメントした-とする内容だ。それを学園側が「うその報告だった」と公表しなければならない理由は二つある。
 仮にも県文書自体を否定すれば、愛媛県職員がうそを書いたことになる。学部新設事業を巡り、県は約14億円を補助。さらに約17億円の助成を予定する。学園側とすれば県の立場を守るのが得策だ。
 さらに安倍首相の立場を守る必要もある。首相が議長の国家戦略特区諮問会議で、学園が事業者に決まったのは17年1月20日。首相は国会で、それまで学園の計画を知らなかったと答弁している。県文書を認めれば、首相がうそをついていることになる。
 中村時広愛媛県知事は「県職員の報告は正しかったと証明された」と、既に開学している現実も念頭に予定通り補助する方針だが、国事業を担う責任ある組織の情報のやり取りは、かくも表層的なものかと思わざるを得ない。
 そもそも加計氏は、問題となった県文書を見ていないという。国と県を欺く事態に、どれほど責任を感じているものか疑ってしまう。
 内閣府から「総理の意向」と早期認可を迫られたとする文部科学省の内部文書が発覚したのは昨年5月。以後も首相の後ろ盾をうかがわせる文書や証言が相次ぐが、関係者は「記憶にない」「記録もない」の繰り返し。加計氏の会見もその域を出なかった。
 学園がうそとした「15年2月の面会」以降の半年間で3回も、当時の首相秘書官が学園側と接触。特区活用を事細かに助言したとされるのは偶然か。しかも、それを首相に報告していなかったというのは秘書官として信じがたい。
 事は政治と行政の信頼に関わる一大事。会見への世論の反応に、加計氏がそれを再認識したとすれば木で鼻をくくるような受け答えにも意味はある。真新しい学舎で希望と共に勉学に励む学生らのためにも、国民注視の国会でちゃんと説明してもらいたい。


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