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桐生タイムス/2018/10/9 16:06
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15217/

歩くことを楽しむ

 気温や湿度が徐々に下がり、からだを動かすにはいい季節を迎えた。週末、桐生のまちなかをのぞくと、通り沿いのあちらこちらでイベントが開かれ、にぎやかな光景である。行き交う歩行者の姿も多く、ときおり立ち止まっては会話を楽しみ、ものを眺め、写真を撮り、みな自分のペースで散策している。
 便利だから楽だからと、普段は外部と隔絶された車に乗り、歩く速度の10倍超で移動してしまう場所である。受け取る情報の量や質、その処理方法は、車と歩きとではおのずと変わる。車で走ればその分、人との出会いやものとの出合い、五感を通して届く多様な情報は切り捨てられてしまう。身体への負荷が減る分、必ず副作用も生まれる。
 ここはひとつ秋の訪れを契機に歩くことを見つめ直したい。
 車に慣れた生活の中で、歩きを取り戻すのにはハードルがある。市民が歩くきっかけをつくろうと、各自治体も後押ししている。例えば桐生市ではウオーキングマップをつくり、その中で12のコースを紹介している。
 新川公園からコロンバス通り、本町通りを経由して桐生天満宮までを往復する「堀マラソンコース」のページを開けば、距離は約4・3キロ、所要時間54分。歩数は6160歩で、消費エネルギーは男性187キロカロリー、女性156キロカロリーの表示。人によって数値は変わるが、目安は参考になる。
 効果的な歩き方や靴の選び方、準備運動や整理運動のポイントなども併せて紹介されている。生活習慣病や骨粗しょう症対策、うつ病予防といった知識よりも、まずは気分よく自分のペースで歩くことが大事だ。
 歩くことと昨今のニュースとの関わりは深い。膨らみ続ける社会保障費を減らすためには、健康年齢を延ばすことが大切。からだを動かすことが基本だ。
 地球温暖化の問題とも絡む。温暖化について調べる国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は8日、このままいけば地球の平均気温は19世紀後半に比べ2030年までに1・5度上昇するとの見通しを示した。化石燃料の消費を減らし、暮らしやすい環境を次世代に残せるか、私たちの課題である。
 秋の草花が咲き、虫は鳴き、もうすぐ落葉樹の葉も色づき始める。からだへの負荷を受け入れ、副作用を軽減する。暮らし方も、人と人との関わり方も、きっと変わってゆくはずだ。


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