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陸奥新報/2018/9/14 10:05
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=2&地元産ワイン「文化として根付くことを期待」

地元産ワイン「文化として根付くことを期待」

 ブドウの町でワイン造りを―。その思いが着々と形になっている。2017年10月にオープンした鶴田町の「WANO Winery(ワノ・ワイナリー)」が次々と商品を完成させ、現在は新酒「ヌーボー」の醸造に取り組んでいる。国産ブドウだけで造られた「日本ワイン」が国内外で高く評価されている中、完成度の高い仕上がりを期待したい。
 糖度の高いブドウ「スチューベン」の生産量日本一を誇る同町にワイナリー(醸造所)を造ろうと、地元有志が15年10月に研究会を設立。17年10月にワイナリーをオープンさせると、すぐに初のワインを完成させた。今年に入ると、原料のブドウ生産者の似顔絵をラベルにあしらった商品を販売。目下、ヌーボーの醸造に励んでいる。
 昨今は日本各地で地元産ワインが造られ、成功を収めている。国際的な評価も高まり、海外の国際コンクールでも相次ぎ金賞を受賞。日本固有のブドウとして「甲州」が初めて国際機構に品種登録されるなど、世界の注目が集まり、ワインの本場・欧州への進出も視野に入っているようだ。
 国内の大手メーカーも積極策に出ている。サッポロビールは北海道北斗市でワイン用のブドウ畑を開設すると発表。この畑のブドウから製造したワインを22年に発売する計画だ。ワイン最大手のメルシャンは長野県塩尻市にワイナリーを新設した。近くの畑で収穫したブドウの仕込みを始め、日本ワインの生産を拡大するという。
 日本ワインの人気を受け、国は輸入した濃縮果汁・ワインを使っている「国内製造ワイン」(国産ワイン)と明確に区分する新表示基準を定め、10月30日から適用する。国内市場は輸入ワインが約7割を占め、残りは国産。既に新基準を反映して流通している日本ワインのシェアは約4%にとどまるという。
 このような状況を踏まえれば、大手の動きも理解できる。ただ、量産して大量に販売することが日本ワインを育てる唯一の方法ではない。生産量は少なくても特徴あるワインを提供すれば、消費者は評価してくれる。日本各地で地元産ワインが造られているのは、その証拠だ。
 ワノ・ワイナリー関係者によると、町内のスチューベンはプライドを持った農家に生産され、それぞれ特徴があるという。「生産者ラベル」は、味の個性を伝えたいとの思いから販売されたものといい、量産とは真逆の発想だ。地元に住む者としては、このような商品が消費者に受け入れられることを強く願っている。
 今年のボージョレ・ヌーボー解禁日は11月15日。ワイン大国フランスから届く新酒を皆が喜んで飲む様子は風物詩となっているが、地元のヌーボーで楽しむのもよいのではないか。ワインが津軽にも文化として根付くことを期待したい。


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