main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

桐生タイムス/2018/9/11 16:06
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15154/

大規模停電から考える

 北海道で起きた震度7を観測する地震で、亡くなった人は41人に上った。電気や水道が止まり人びとの生活は乱れた。物流も滞り、影響は遠く離れた私たちの暮らしにも及んでいる。
 ニュースに触れながら、7年半前の東日本大震災を思い起こした人も多いのではないか。大事故を起こした福島第1原発をはじめ、関東東北地方の原発や火力発電所では軒並み運転を停止、広い範囲で停電となった。稼働の遅れる発電所もあり、桐生みどり地域でも計画停電が実施された。生々しい記憶だ。
 今回の地震では、大出力の火力発電所が停止したことで電力の需給バランスが崩れ、周波数の急変に伴う事故を防ぐために他の発電所も運転を停止した。こうして全道停電となり、いまもまだ復旧途上。節電への協力が盛んに呼び掛けられている。
 電気エネルギーは便利で、熱にも光にも利用できる上にすこぶる扱いやすい。すべてのエネルギーを電気にゆだねるオール電化の利点もそこにある。
 ただ、それだと電気が断たれたときの影響も大きくなる。光と熱が一挙に奪われ、水も出ない。固定電話も使えなくなり、マンションのエレベーターも止まり、生活に急激な負荷がかかることになる。医療や看護、介護の現場では、命にかかわる事態ともなりかねない。
 カセットこんろや手回し充電器など種類の異なる複数のエネルギー源を用意すること、自動車の燃料を補充しておくことなど、7年半前に学んだはずの教訓は、今もまだ有効である。
 地震は水害と違い、逃げるゆとりがない。家具や家電の転倒防止など、できる備えをしっかりとしたら、あとは日常を続けるしかない。ただ、地震に伴う人災で命が奪われるような事態には、対処できるはずだ。
 災害に強い社会を考える上でエネルギーの視点は欠かせない。効率重視なら1度に大量生産する仕組みが優れているが、失われたときのリスクが大きい欠点もある。東日本大震災で原発の欠点が露呈され、今回も仕組み上の欠点が露わになった。
 大規模な停電に備えるにはどうすればいいのか。例えば、各地区の避難所に何らかの自家発電設備を設けることはできないか。考えたい課題は多い。節電意識を高め、電気への依存度を減らす努力も必要だろう。
 いざというとき、あわてずにすむ暮らし方を摸索したい。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて