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桐生タイムス/2018/8/28 16:05
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15125/

乗り物を運転する自覚

 手のひらサイズの通信端末スマートフォンを利用する人は多い。これさえあれば調べものはもちろん、友人との会話、写真や動画の撮影、テレビや音楽の視聴、ゲームに買い物と、何でもできる。アプリケーションソフトの開発もとどまり知らず、まるで魔法の道具のようだ。
 環境整備が進んだおかげで、今や人の住むところならばいつでもどこでも利用ができる。中でも若い世代にとっては、日々の暮らしに欠かすことのできない身体の一部のようなものか。
 ただ、その利便性や携帯性ゆえに、思いがけない事件や事故を引き起こすこともある。
 昨年12月、スマホを操作しながら電動アシスト自転車を運転していた20歳の女性が、道路を歩いていた当時77歳の女性とぶつかり、死亡させる事故があった。女性は重過失致死罪に問われ、地裁は被告に禁錮2年、執行猶予4年を言い渡した。
 同じような事例は、最近よく耳にするようになった。
 電動アシスト自転車はペダルが軽く、こぐのも楽。気持ちよく加速でき、速度もまずまず。ただし、アシスト機能のない自転車に比べ、車両重量は重いものが多い。その分、衝突した際の衝撃はますます大きくなる。
 前出の20歳の女性は、片耳をイヤホンでふさぎ、音楽を聞いていたという。自転車を運転する際、耳の役割は大切だ。身近に迫る危険を察知する感覚器官を閉ざしてしまえば、できるはずの事故回避もできなくなる。
 電動アシスト自転車に限らず、最近は自転車初心者でもスピードの出る車両に乗るケースが少なくない。スピードを出せば人間の危険察知能力は低下するし、とっさの反応も遅れる。そこにスマホという危険因子が加われば、重大化する事故が増えてもおかしくない。
 周囲の危険を確認せず、予想だにしない動きをするのが子どもであり、機敏な反応ができない高齢者もまた多い。自転車と歩行者の移動する空間が分離されていればいいのだが、狭い道ではどうしても同じ空間を移動することになる。自転車を操縦する側が細心の注意を払って運転するのは、基本ルールだ。
 スマホを操作しながら、あるいは画面を見ながらハンドルを握る「ながら運転」のドライバーは、自動車でもよく見かける。歩行者の凶器となる乗り物を運転しているという意識を、改めて自覚する必要がある。


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