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桐生タイムス/2018/8/21 16:05
http://kiryutimes.co.jp/editorial/15106/

経験を次に生かす

 桐生災害支援ボランティアセンターが被災地にボランティアを派遣する取り組みを進めている。先日もこの事業を利用し、太田市内にある専門学校の学生有志が西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市の真備町を訪れ、被災者のために体を動かした。
 後日、学生に同行した知人から、そのときの様子を聞いたのだが、7年前の東日本大震災発生当時、まだ小中学生だった世代が、もう一人前の大人として支援活動に取り組む姿に、新しい力を感じたと話していた。
 猛暑の中での活動だけに、現地では定期的な休憩と水分・塩分の摂取が徹底されていた。おかげで作業に没頭するだけではない余白の時間が生まれ、被災した住宅の家主と対話する機会なども多かったのだという。
 住民との話には、被災時の生々しい体験や、そこで生まれた疑問や課題も含まれている。
 あっという間に床上浸水してしまい、迫りくる水に恐怖を感じながら助けを待つ住民が複数いるなか、では、救助する側はいったい誰から助けるのが適切なのか。災害弱者から助けようと、事前に優先順位を決めていたとしても、死の恐怖と隣り合わせの場所で救助を待つ人に、そのことを説明するのは難しい。正解のない問いのようだ。
 災害発生から1カ月以上たつのに、建物の大部分が水に漬かってしまった家屋をリフォームして再利用するのか、それとも取り壊すのか、はざまに悩む住民も少なくないという。
 被災者本人とのこうした対話や、初めてのボランティア体験が、若い世代の心にどう響いたのか、興味のあるところだ。
 桐生災害支援ボランティアセンターが展開している志ある若い世代の行動を支援する取り組みにも改めて注目してみたい。
 参加した学生の中には、救急救命士を目指す若者も複数いた。被災地までは距離があり、日帰りでの支援活動は難しい。同センターでは、災害ボランティア派遣の支援基金や一般からの寄付などを有効活用し、復興の担い手を現地に運ぶ環境づくりに力を入れている。
 今回被災地に赴いた学生の中には桐生みどり地域の若者もいると聞く。災害に強い地域の基本は、日ごろの住民どうしのつきあいにあるわけだが、そこに被災地での経験を積んだ若い世代が加わってくれれば心強い。
 安心して暮らせる地域のためにも経験を生かしてほしい。


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