main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

陸奥新報/2018/7/12 10:05
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=2&プラスチック汚染「便利さを捨てる覚悟が必要」

プラスチック汚染「便利さを捨てる覚悟が必要」

 気温が高くなり、海沿いに近寄る機会が増える季節だが、砂浜では波とともに打ち上げられた多くのごみが目立つ。日本海側を訪れると、ハングル文字の記されたプラスチック製品のごみが珍しくない。海を通し、多くのごみがあちこちへ拡散している様子がうかがえる。
 近年は、海洋のプラスチック汚染が問題視されている。クジラなどの海洋生物がポリ袋を誤飲しているケースが確認されているほか、プラスチックごみが海への流出過程で細分化したもの、洗顔料・化粧品などに含まれるマイクロビーズなど、ごく微少なプラスチック粒子(マイクロプラスチック)が海洋に相当浮遊しているとされる。
 プラスチックは製品として流通している場合は便利な存在だが、ごく微少なプラスチックの粒子として海洋生物に取り込まれると、食物連鎖の過程で有害化学物質が高濃度に濃縮される恐れがある。これは魚介類を多く摂取する日本人にとっても、決して見過ごせない問題だ。
 このため、プラスチック製品への対策を取る企業の動きも見られるようになってきた。マイクロビーズについては、角質除去や洗浄のためのスクラブ剤として使用された経緯があったが、米国や欧州など海外では既に、マイクロビーズを含む製品への規制が始まっており、プラスチックの使い捨て食器についても見直しが始まっている。
 日本では業界が自主規制の方向へと動いている。花王は洗顔料や歯磨きなどに天然由来成分のスクラブを使用し、海外で販売する一部商品にマイクロビーズを用いていたが、2016年末にマイクロビーズをすべて代替え素材に切り替えている。しかし国全体の取り組みは海外に比べ出遅れている感が否めない。
 米シアトル市は飲食店でのプラスチック製ストローの提供を禁止する措置に踏み切った。ストローは小さいためリサイクルが進まない点が問題視されている。シアトルに本社を置き、日本にも進出している米コーヒーチェーン大手スターバックスは今月9日、2020年までに全世界の店舗およそ2万8000店でプラスチック製ストローを撤廃すると発表した。今後、米国とカナダの店舗で試験的に導入しているリサイクル可能なふたへ切り替えられる予定だという。
 日本では使い捨てプラスチック製品が日常生活に浸透している。コンビニエンスストアやスーパーで購入する食品の多くは使い捨てプラスチックの容器に入れられており、洗って捨てるだけでよいという便利さが、人々の生活を手助けしてくれている。
 プラスチック製品の恩恵を多大に受けているものの、利用方法を見直すべき時期が訪れている。使い捨てプラスチックの便利さをどの程度手放せるのか、われわれに意識改革が求められている。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて