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信濃毎日/2018/7/12 10:05
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180712/KT180711ETI090005000.php

概算要求基準/歳出拡大を続けるのか

 歳出がますます膨らまないか心配だ。
 政府が閣議了解した2019年度予算の概算要求基準は、6年連続で歳出の上限を示さなかった。財政状況は厳しいのに、相変わらず危機意識が感じられない。財務省はしっかり切り込む必要がある。
 予算編成に当たってのルールである。基準に沿って各省庁が8月末までに必要経費を財務省に要求し、年末に向けて編成作業が進んでいく。要求総額は5年続けて100兆円を超える見通しだ。
 4兆円超の特別枠を今年も設けた。生産性向上や人材育成に絡む事業などを対象とする。各省庁は公共事業などの裁量的経費を18年度予算額から10%削り、人件費などの義務的経費も圧縮する。それぞれ削った額の3倍まで特別枠で要求できる。
 削減が大幅に進めば、要求は4兆4千億円を超える。毎年、当然のように特別枠が設けられる状況は見過ごせない。予算の重点配分は本来、既存経費の中でやりくりすべきだ。なぜ上乗せか、これまで成果があったのか、政府は詳しく説明する必要がある。
 歳出を増加させる要因は他にも多い。今度の予算編成では、19年10月の消費税率引き上げに備えて別枠で景気対策を検討する。与党などには、14年に5%から8%にした際の約5兆5千億円を念頭に数兆円を求める声がある。
 安倍晋三首相の下で増え続けている防衛費は、年末に中期防衛力整備計画を策定することから増額圧力が強い。西日本豪雨を受けて治水など防災事業の予算が増えることも考えられる。来年の統一地方選や参院選をにらんだ「ばらまき」も気掛かりだ。
 このままだと一般会計の総額は当初予算として初めて100兆円の大台に乗る可能性もある。
 財政健全化は目標を20年度から5年先送りしたものの依然、達成は困難だ。政府が先ごろ示した試算では、高成長と低金利が続く甘い前提でも、国と地方を合わせた基礎的財政収支は25年度に2兆4千億円の赤字が残る。目標とする黒字化は27年度にずれ込む。
 成長率が1%台にとどまることを前提とした場合には、25年度の赤字が8兆1千億円に上る。
 首相は歳出効率化のメニューを示す新たな改革工程表の取りまとめを指示した。財政再建に本気で取り組むのなら、歳出を抑えることが欠かせない。
 野放図に膨らまないよう財務省は要求を吟味し、めりはりの利いた予算編成をする責任が重い。
(7月12日)


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