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福島民報/2018/7/12 10:05
http://www.minpo.jp/news/detail/2018071253198

磐梯山噴火130年/宝の山に学び生かそう

 会津の象徴となっている磐梯山は一八八八(明治二十一)年七月の大規模な水蒸気爆発から百三十年の歳月が流れる。防災面では、火山防災マップが昨年、十六年ぶりに改訂された。最新の知見による安全確保情報が盛り込まれている。自然保護や観光面では、世界ジオパーク認定に向けた取り組みなどが活発化している。「宝の山」から学び、生かす節目となる。
 改訂されたマップは、磐梯山周辺市町村でつくる磐梯山火山防災連絡会議が作成した。百三十年前の噴火に基準を置いた既存のマップに加え、一万年に一回程度の確率とされるマグマ爆発なども想定した。連絡会議の構成市町村の中には、噴火のメカニズムや避難場所などをまとめた冊子を作り、全世帯に配布している自治体もある。
 県内有数の観光地でもあり、マップは宿泊施設に置き、来訪者にも分かりやすくしている。重要なのは、実際に噴火した際に、素早く動けるような対応をしておくことだ。地域住民には、定期的な防災訓練などを通して避難などの手順を体感してもらいたい。土地勘のない観光客には的確な誘導も必要となる。せっかくできたマップを最大限に活用してほしい。
 会津若松、猪苗代、磐梯の三市町、郡山と猪苗代の両市町、猪苗代、北塩原の両町村は昨年十二月、広域避難などに関する協定をそれぞれ結んだ。郡山と猪苗代の場合、起こり得る最悪のシナリオを考え、避難する約二千四百人の猪苗代町民に郡山市の体育館などを提供する。災害が大きくなればなるほど、市町村間の連携は不可欠となる。関係する自治体には広域的連携の再確認を求めたい。
 県内には磐梯山のほか、吾妻山、安達太良山が常時観測火山となっている。三つの火山防災協議会は五月末の合同会議で、火山活動が活発化した場合の火口周辺の避難計画を初めて策定した。登山客の安全にも万全を期すべきだ。
 防災と合わせて、今年は観光誘客や美しい自然を発信する好機と捉えたい。北塩原村は二〇一八(平成三十)年度の方針に「ストーリー性を持たせた観光資源の融合、魅力発信」を掲げ、観光と結び付けた事業を展開している。自然遺産として評価される世界ジオパークの認定を目指している磐梯山ジオパーク協議会は、噴火の日の十五日に合わせて「磐梯山ジオパークカレーフェスタ」を猪苗代町総合体育館カメリーナで開く。「地域の宝」をさらに増やし、磐梯山の魅力を広く発信したい。(安斎康史)

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