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北國新聞/2018/6/14 2:05
http://www.hokkoku.co.jp/_syasetu/syasetu.htm?復元建造物の評価 文化財に値する技術と工法

復元建造物の評価/文化財に値する技術と工法

 金沢城公園の歴史的建造物の整備事業で、第3期計画を締めくくる鼠多門(ねずみたもん)の復元工事が始まった。引き続き鼠多門橋の整備にも着手し、東京五輪が開催される2020年中の完成を目指す。
 鼠多門の着工に先立ち、谷本正憲知事は林田英樹元文化庁長官との懇談で、歴史的建造物を当時の技術や工法で復元しても法律上の位置づけがないとして、文化庁が文化財として評価する新たな制度の創設を要望した。
 金沢城公園では、金大の城内キャンパスが移転して以降、城郭建築の復元整備が始まり、第1期の菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋、橋爪門続櫓を皮切りに、第2期の河北門、橋爪門二の門が整備された。鼠多門、鼠多門橋の後には、藩主の執務と居住の場だった二の丸御殿の復元も控えている。
 いずれの城郭建築も、詳細な調査・研究を経て、可能な限り史実に沿って復元に努めているのが最大の特徴である。復元建造物とはいえ、伝統的な技術や工法を採用した城郭建築は文化財に値する評価を得て不思議はなく、谷本知事の要望も一理あると言えよう。
 金沢城に限らず、平成に入って以降、各地で史実を尊重した木造城郭建築の復元が行われている。最近では、第2次大戦中の空襲で焼失した名古屋城本丸御殿の復元が全国的な話題となり、戦後に鉄筋コンクリート造りで再建された天守閣も木造での復元が計画されている。
 こうした木造城郭建築は、いくら史実を尊重して復元しても、文化財保護法が規定する文化財の対象には含まれない。しかし、戦後に各地で相次いで再建された鉄筋コンクリート造りの城郭建築などとは違い、伝統的な建築技術や工法の継承という観点も含めて、文化財的価値が認められてしかるべきだろう。
 文化財保護法では、重要文化財や国宝の指定制度に加え、1996年の改正で登録有形文化財制度が新設されている。谷本知事は要望の中で、「復元重要文化財などの評価が必要」と述べているが、名称はともかくとして、時代に即した新たな制度を検討する価値はあるのではないか。


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