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高知新聞/2018/6/13 10:05
http://www.kochinews.co.jp/article/190891/

米朝首脳会談/「成果」にも懸念は拭えず

 これをもって「歴史的会談」と判断することはまだできない。
 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、シンガポールで史上初の首脳会談を行った。北朝鮮の非核化を盛り込んだ共同声明にも署名した。
 ただし国際社会が求めてきた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を担保する記述は、声明にはない。北朝鮮はこれまでも非核化を巡る合意を破り続けてきただけに、初の会談の「成果」にも懸念を抱かざるを得ない。
 共同声明で正恩氏は「朝鮮半島の完全な非核化に向けて努力すると約束する」とした。しかし、これは4月の南北首脳会談での板門店(パンムンジョム)宣言を再確認しただけである。
 非核化をいつまでに成し遂げるのか。トランプ氏は当初、「極めて短期間」での実現が望ましいとしていたが、この日は「技術的に長い時間がかかる」との考えを示した。
 北朝鮮が将来にわたって核兵器を隠し持ったり、秘密裏に開発を続けたりすることはないか。それをどうチェックしていくのか。声明文を読んだだけでは、数々の疑問は解消されない。
 一方でトランプ氏は、北朝鮮に安全の保証を与えると確約。記者会見では米韓合同軍事演習を「挑発的」と述べ、中止する意向を表明した。在韓米軍の将来的な縮小、撤収の可能性にも言及している。
 北朝鮮に対し現在行っている制裁は当面維持するとしたものの、北朝鮮への「譲歩」が先行しているのではないか、との印象も受ける。むろん交渉事ではそれが必要なケースはあろう。相手を刺激する軍事演習や外国への駐留軍隊も本来、ない方が自然である。
 とはいえ、そうするためには北朝鮮に非核化のプロセスを必ず、しかも迅速に履行させる必要がある。再び「空約束」だけで、経済支援などの「果実」を奪われる愚を繰り返すわけにはいかない。
 朝鮮戦争以来の緊張と敵対関係が続く米朝に、国家間の信頼関係などなかった。今回初めて首脳同士が握手し会談したこと自体、画期的なのは確かだろう。北朝鮮が国の存亡をかけ、親子3代の執念で完成させたとする「国家核戦力」。それを放棄させることの難しさも織り込み済みである。
 だからこそ初の会談を突破口に腰を据えた交渉を継続し、非核化の行程を早急に詰めるよう求める。
 トランプ氏は会談で日本人拉致問題も提起した、と明らかにした。正恩氏がどう対応したのか、詳細は分かっておらず共同声明にも盛り込まれていない。
 日本政府側が言う通り、拉致問題は「最終的には日本と北朝鮮とで話し合わなければならない」。米韓の協力も得て日朝交渉を活性化させ、「拉致は解決済み」という北朝鮮の姿勢を転換させる必要がある。米朝会談をてこに、解決の道を切り開く覚悟が日本に問われている。


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