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山陽新聞/2018/6/13 8:05
http://www.sanyonews.jp/article/731267/1/?rct=shasetsu

初の米朝首脳会談/「非核化」行動で示せるか

 今度こそ北朝鮮の非核化へ向けた一歩となるのか。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長による会談が開かれ、朝鮮半島の完全非核化や米国による北朝鮮の事実上の体制保証を盛り込んだ共同声明に署名した。
 冷戦の時代から今に至るまで、激しい敵対関係にあった両国の首脳が史上初の会談に臨み、笑顔で握手を交わして関係改善に踏みだした。歴史的な一歩であり、アジア地域のみならず、国際社会の大きな不安定要因である北朝鮮リスクを軽減する上で画期的な会談である。
 北朝鮮が強く求めてきた体制保証は、朝鮮半島の完全な非核化とバーターで盛り込まれた格好だ。ただ、肝心の非核化が本当に実現へ動きだすのか、具体的な見通しは不十分と言わざるを得ない。
 米国や日本は北朝鮮に「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」を求めてきた。そのためには、いつまでに、どういう方法で非核化を進め、さらに核兵器を隠し持っていないかを検証する査察体制も欠かせない。しかし、共同声明にはその点の具体的な記述は盛り込まれなかった。
 トランプ氏は時間が足りなかったことを理由に挙げ、北朝鮮側が迅速にプロセスに着手するだろうと述べた。とはいえ、北朝鮮の非核化は過去に国際社会が約束をほごにされてきた経緯があるだけに、懸念をぬぐい去るには物足りない内容となった。
 北朝鮮に対する経済制裁に関しては、トランプ氏は当面継続する考えを示した。非核化の取り組みが不十分な段階で制裁を緩め、過去の二の舞いになることのないよう毅然(きぜん)とした対応が求められよう。
 日本にとっては拉致問題を巡るやりとりがもう一つの大きな注目点だった。トランプ氏は会談で問題を提起したと明言した。ただ、日朝間の問題でもあり、共同声明では触れられなかった。
 日本の意向を受けてトランプ氏が北朝鮮に圧力を加え、「拉致問題は解決済み」という北朝鮮の姿勢を変えさせ、その後の日朝交渉で解決の道筋をつける。日本はそんなシナリオを描くが、北朝鮮の出方は読み切れず、現段階では展開が開けたとは言い難い。
 世界の注目を集めた首脳の顔合わせだったが、内容的には北朝鮮を巡る課題を解決するための出発点にすぎない。両国は首脳間の合意を履行するため、早い時期に高官級協議を開くことで合意した。
 韓国と北朝鮮の南北首脳会談に続く今回の米朝会談で、朝鮮半島を巡る対話ムードは一気に高まった。ただ、融和路線が先走りすることなく、北朝鮮がどんな具体的な行動をとるか、慎重に見極めていくことが重要だ。外交成果を得ようとするあまり、トランプ政権が過度に北朝鮮に妥協する事態も避けねばならない。日本をはじめ関係国が連携を図り、北朝鮮の脅威を取り除くことにつなげたい。


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