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デーリー東北/2018/5/17 2:05
http://www.daily-tohoku.co.jp/jihyo/jihyo.html?マレーシア政権交代/民主化の力強い前進期待(5月17日)

マレーシア政権交代/民主化の力強い前進期待

 マレーシアの総選挙でマハティール元首相の野党連合が勝利し、1957年の独立以来、初の政権交代を実現した。勝因はナジブ政権の公金流用疑惑など汚職への反発が予想以上に強かったことで、国民は大きな変化を求めたと言える。
 東南アジアでは軍事政権や強権的な指導者による独裁や野党弾圧など民主化と逆行する国が多い中、マレーシアが民主化への大きな一歩を踏み出したことは強い衝撃を与えた。首相に返り咲いたマハティール氏が法の支配を目指して民主化を力強く前進させることを期待したい。
 敗北したナジブ前首相は2015年に、政府系ファンドから個人口座に資金を不正に流した疑惑が発覚。これを受けマハティール氏が与党と決別、野党連合を構成するマレーシア統一プリブミ党を結成した。
 選挙戦でナジブ氏は4月に、フェイク(偽)ニュースを発信した個人や団体に罰金や懲役を科す法律を施行して政権批判の封じ込めを狙い、与党に有利なように選挙区割りを変更するなど、なりふり構わない政策を乱発したが敗北した。マハティール氏が首相就任後直ちにナジブ氏の出国禁止を指示し、早期の疑惑解明を進める姿勢を示したことは評価できる。
 マハティール氏は81年から22年間首相を務めた経験豊富なカリスマ政治家だが、今回、多くの難題に直面している。92歳の高齢で健康面も心配される。このため、かつて自身が追放し、今回の選挙で共闘したアンワル元副首相に遠からず首相職を引き継ぐ意向を示している。
 アンワル氏は同性愛行為の罪で服役中だが、マハティール氏の要請で国王の恩赦により釈放され近く政界復帰する見通しだ。安定政権の鍵となるアンワル氏との連携と引き継ぎが優先課題だ。
 さらにマレー系や中国系などの多民族融和という課題も抱える。マレーシアは多民族国家を掲げる一方で、現実には人口の約7割を占めるマレー系住民を進学や就職で一方的に有利に扱う「ブミプトラ(土地の子)政策」を続けている。
 マレー系多数派の優遇と少数民族差別を解消する多民族融和と平等へ向けた取り組みに着手するべきだ。それは、政権交代で民主化への大きな一歩を踏み出したマレーシアが、経済再生とともにさらなる民主化で先進国へと成長するためには厳しくとも避けて通れない道だ。
 マハティール氏は親日家としても知られる。日本との友好関係も発展させる好機としたい。


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