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奈良日日新聞/2018/5/11 22:05
http://www.naranichi.co.jp/20180511is513.html

国際観光都市・高山市/目を見張る海外戦略

 飛躍する国際観光都市、岐阜県高山市。「飛騨高山」でその名を知られ、人口8万8000人の市内に年間約460万人の観光客が訪れ、半数近い220万人が宿泊する。驚くべきことは、この宿泊者のうち50万人以上が外国人観光客なのである。
 人口規模では、ほぼ大和郡山市と同じ。金魚の生産地として全国に知られるほか、郡山城は、豊臣秀吉の実弟、秀長の居城で、大和、紀伊、和泉の100万石を治めた。昨年春には天守台が復元され、毎年桜の時期に市挙げて「お城まつり」が開催され、観光客でにぎわっている。
 上田清市長は「平和のシンボル、金魚が泳ぐ城下町」をスローガンに、観光協会や商工会とタイアップして観光振興に力を入れているが、高山市とは立地状況は違うものの、29年度の観光客数は約150万人と、はるかに及ばないのが現状だ。
 飛騨高山と奈良は深きご縁がある。天平時代から500年にわたり飛騨高山の匠(たくみ)たちによって都や社寺の造営がなされ、今も優れた木工技術が伝わっている。
 このため弊社主管の新生奈良研究会で昨年11月、高山市を訪問。飛騨匠の足跡をたどり、國島芳明市長とも意見交流をさせていただき、国際観光都市として飛躍する高山市の姿を目の当たりにしたのである。このご縁もあり、奈良県の宿泊者数全国ワースト2の汚名返上の方途を探ろうと今月8日、同会の講師として國島市長をお招きした。
 席上、國島市長は市の現状を考え、「外からお金を持ってきてもらう」観光に焦点を当て、「世界に向けて金を稼ぐ」ことにし、「外国人が安心して歩ける」観光都市を目指した。
 市に海外戦略部を設け、ホームページは11言語、ハード、ソフト面でバリアフリー化。パリや香港、JETRO東京などに職員を派遣、誘客・物販・交流の一体的な推進を展開し、効果的なマーケティング調査のほか、岐阜県内の白川郷や五箇山だけでなく、金沢市や松本市など県域を越えての連携も。
 そして何より外国人観光客が求めているものは、「ありのままの『暮らし』の体感だ」という。町屋に宿泊しての地元食材を使った料理体験や里山サイクリング、地酒テイスティング、釣りツアー、かまど体験などなど。一方、1日1組限定の最高級貸切宿も近くオープンする。
 物品販売においても、人気商品はご当地の伝統工芸品などではなく、金物、衣料、おもちゃ、文具など日常用品。市内の消費拡大のため、官民が協力して商店街に免税一括手続カウンターを設ける徹底ぶり。
 人口の5倍以上の外国人観光客が年間宿泊するキーワードは、行政と民間(市民)が一体となってそれぞれの役割を本気で取り組む▽観光はえこひいき。意欲ある民間事業者との連携▽最前線で接する市民の底力(高い国際度)だという。
 奈良県内には龍田古道をはじめ、國島市長がうらやむほど、海外に情報発信できる素晴らしい歴史、文化遺産がある。官民一体の取り組みと県民のふるさと意識の向上こそが観光立県としての飛躍へのキーワードではないか。


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