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南日本新聞/2018/2/13 8:05
http://373news.com//_column/syasetu.php?storyid=90422

火山の観測態勢/前兆への感度高めたい

 十島村の中之島と口之島、指宿市の開聞岳について、気象庁が常時観測を検討している。  群馬と長野の県境にある草津白根山では先月23日、常時観測されていなかった本白根山の火山湖周辺が突然噴火した。スキー客らのいるゲレンデに噴石が降り注ぎ、1人が死亡、11人が重軽傷を負った衝撃は大きい。  予測ができず、噴火の状況把握にも手間取った気象庁が、全国の火山の監視態勢強化に乗り出すのは当然である。  全国に111ある活火山のうち、11カ所が鹿児島県内にある。このうち気象庁が常時観測しているのは桜島、霧島連山、口永良部島、硫黄島、諏訪之瀬島の5カ所だ。地震計、傾斜計、空振計、カメラなどを設置し、24時間態勢で噴火の前兆に目を光らせている。  気象庁によると、中之島や口之島、開聞岳で直ちに噴火する兆候があったわけではない。  ただ、離島の中之島と口之島は噴火した場合の状況確認が難しい。開聞岳は観光客や登山客が多く、居住地域も近い。常時観測が実現すれば、住民や観光客の安心安全にもつながるだろう。  気象庁は本年度から火山性地震や地殻変動を観測し、常時観測の必要性を判断する。予算や人員の制約はあろうが、「いつ、どの火山が噴火するか分からない」との前提で、あらゆる前兆現象への感度を高めておくことが重要だ。  草津白根山の噴火が突然だったことはデータが裏付けている。地震計の波形に火山性微動が読み取れたのは噴火のわずか3分前だ。  2015年5月の口永良部島の噴火では、数カ月前から複数回の有感地震があった。こうした過去の例と比べると、予測が難しかったのは理解できる。  だが、地下で水やマグマのたまっている位置や大きさが把握できれば、予測の精度が向上する可能性もある。特徴の似た火山のデータを比較したり、地層に残る火山灰などから過去の噴火を調べたりして予測に役立てる手法を提案する研究者もいる。  予測は不可能と諦めるわけにはいかない。気象庁と大学などは知恵を出し合い、研究を前進させなければならない。  日本は火山列島にありながら、火山研究の専門家の数が少ない。14年の御嶽山(長野、岐阜県)の噴火を受けて、文部科学省は研究者を5年間で倍の160人に増やす目標を掲げ、育成プログラムを実施するなどしている。  国は観測網の拡充と同時に若手研究者の育成を急ぎ、火山研究の基盤強化に注力する必要がある。


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