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神戸新聞/2017/12/7 6:05
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/201712/0010795889.shtml

羽生永世7冠/棋界の隆盛へつなげたい

 前人未到の偉業である。
 将棋の羽生善治氏が竜王を獲得し、棋界の主なタイトルで史上初めて「永世7冠」の資格を得た。快挙を祝うとともに、この金字塔を日本の伝統文化である将棋の隆盛につなげる契機としたい。
 将棋には、「名人」「竜王」「王位」「王座」「棋王」「王将」「棋聖」の七つのタイトルがあり、今年「叡王(えいおう)」が創設された。各タイトルを規定の回数得た人だけに「永世」の称号が与えられる。
 最も歴史ある「名人」では、通算5期獲得すれば、引退後に永世名人を名乗ることができる。竜王の場合は、連続5期か通算7期が必要となる。
 羽生氏は最後に残った竜王にこれまで2度挑んだが、はね返されていた。自身が「最後のチャンス」と言う今回、ようやく悲願を達成した。
 若手の台頭に押され、今年は王位、王座のタイトルを立て続けに奪われた。「羽生時代も終わりか」とささやかれながら盛り返した底力は驚嘆に値する。
 羽生氏は中学生でプロ入りし、すぐにトップ棋士に仲間入りして次々にタイトルを獲得した。1996年には史上初となる7冠を独占し、「羽生フィーバー」を巻き起こした。
 しかし将棋界はその後、少子化やレジャーの多様化などから将棋人口が減少している。急速に進歩する人工知能(AI)との対戦ではトッププロさえ負けるようになった。対戦中のコンピューターソフトの不正使用疑惑をめぐり、将棋連盟会長が辞任する事態も起きた。
 それだけに永世7冠の誕生は、絶好のチャンスと捉えたい。
 今年の棋界は明るい話題に恵まれた。中学生でデビューした藤井聡太四段が最多の29連勝を記録し、ブームとなった。引退した元名人の加藤一二三(ひふみ)氏は、「ひふみん」と呼ばれ、人気を呼んでいる。
 永世名人の資格を持つ谷川浩司九段をはじめ、兵庫はゆかりの棋士が多い。加古川市は「棋士のまち」を掲げ、まちおこしを進めている。
 世間の耳目を集めるこの機会を生かし、関係者は将棋の良さをあらためて打ち出して愛好者を増やしてほしい。


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