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切り抜き詳細

下野新聞/2017/11/14 10:07
http://www.shimotsuke.co.jp/special/raimei/201711/2874795

大地と芸術

 四半世紀も以前のことだが、その光景は鮮明に記憶に残っている。「包む芸術」で高名なクリストが手掛けた「アンブレラ・プロジェクト」である▼米国カリフォルニアの砂漠地帯と茨城県の山間に同時に多数の巨大な傘を設置した。何の変哲もない田んぼの中に直径9メートルもの青い傘が林立する様を目にし、現代美術の何たるかを考える前に純粋に驚きと感動を覚えた▼先日、那須町で開かれた「文化芸術シンポジウム」でアートディレクターの北川(きたがわ)フラムさんの講演を聞いた。北川さんは地域再生の一環として「越後妻有(つまり)アートトリエンナーレ」や「瀬戸内国際芸術祭」を仕掛けた当事者である▼世界で活躍する現代芸術家が大地や島々に思いも掛けない作品をこしらえる。それを目当てに全国から大勢の人が押し寄せ、住民との交流も盛んになり、その地域に元気をもたらすという仕組みだ▼「地域づくりの要諦は住民が誇りを持つことだ」と北川さんは指摘する。おもてなしを通じお年寄りが生き生きし、女性たちも自信を取り戻す。芸術祭はそのきっかけづくりであるという▼シンポでは那須町在住の若手アーティストや経営者らが牧草地の景観の素晴らしさなど町が持つ大きな可能性を強調した。この地で雄大な大地を活用した芸術祭がいつか実現できたらどんなに楽しいだろう。


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