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南日本新聞/2017/8/13 8:05
http://373news.com//_column/syasetu.php?storyid=86325

お盆の入り/亡き人に万感を込めて

 きょうはお盆の入りである。先祖や亡き人を供養し、静かにしのびたい。
 人の死はさまざまである。きのうは乗客乗員520人が亡くなった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から32年、三十三回忌の節目だった。
 歳月の経過とともに、事故の記憶が薄らいでいくことは避けられないとしても、遺族にとっては決して忘れることはできない。
 いや、むしろ思いが年々募る人も少なくなかろう。肉親を突然奪われた悲しみと衝撃の重さは計り知れない。
 事故機は、出張の会社員やお盆の帰省客などでほぼ満席だった。夏休みに一人旅をしていた子どもも犠牲になった。
 遺族らは墜落現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に登山し、犠牲者を悼んだ。
 前日から降り続いた雨が明け方には上がり、夏の太陽がのぞいたという。遺族らはどのような思いで現場を目指し、故人と向き合ったのか。
 夫を失った70歳の女性は「今年が最後かもしれない」と語った。迷う気持ちが伝わってくるようである。
 あの日、揺れる飛行機の中で妻と子どもに「パパは幸せだった」と感謝のメモを残した男性の“遺言”は大きな反響を呼んだ。
 それだけ家族のつながり、一人一人の人間の結びつきは尊い。死者の声に耳を澄ます心構えは失いたくない。
 きのうの本紙「ひろば」に、南九州市の齊藤功さんの「ちょうちん供え先祖と向き合う」と題された投稿が掲載された。
 齊藤さんは、暑い夏にサルスベリが咲き乱れると、「先祖をしのぶお盆がやってきます」と記す。
 家紋入りの1対のちょうちんで仏壇を飾り、先祖を迎える準備を整える。そうすることで厳粛な気持ちになるという。
 お盆の帰省客でにぎわうひとときだ。家族や親戚が集まり、故人の思い出話など語り合う機会を大切にする必要がある。
 ただ、高齢化が進み、墓参りなど困難になる事例も多くなっているようだ。
 子どもが県外にいたり、親戚が周囲にいなかったりして「墓じまい」を考える人や納骨堂に移す人が増えている。
 鹿児島県は花の消費量が全国一といわれる。それだけ墓や仏壇などを大切にする文化や風習が根付いているということだろう。
 弔いの形は変化しても、先祖や故人を敬う心はいつまでも大切にしたい。


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