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陸奥新報/2017/8/12 12:05
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=2&PKO日報問題「真相解明には程遠い」

PKO日報問題「真相解明には程遠い」

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報問題をめぐり、衆院安全保障、参院外交防衛両委員会で閉会中審査が行われたが、真相解明には程遠かったと言わざるを得ない。日報を非公表としたことに稲田朋美元防衛相が関与したかどうかが最大の焦点だったのにもかかわらず、与党が稲田氏や防衛省・自衛隊の元幹部の参考人招致を認めなかったことが原因であることは明らかだろう。
 そもそも野党側は、内閣改造の前に閉会中審査を行うよう要求していた。しかし与党側は応じず、閉会中審査は改造で就任した小野寺五典防衛相に対応を託した。稲田氏の参考人招致を認めず、関与についての再調査も拒否するとあっては「稲田隠し」との批判は免れまい。
 もう一つの焦点は、2月の省内会議で陸自幹部から稲田氏に対し、日報についての報告があったのかという点。だが、参考人として唯一出席した辰己昌良防衛省官房審議官(前統合幕僚監部総括官)は「申し上げることは差し控える」とし、「(特別防衛)監察に真摯(しんし)に答えた」と繰り返すばかりで、稲田氏への報告の有無を一切明らかにしなかった。これでは、参考人として出席した意味がない。
 また、稲田氏に日報の存在を報告した人がいたのか―などという質問に対し、丸井博防衛監察本部副監察監は「個人が特定され、供述が明らかになる恐れがあるので差し控える」と拒否。小野寺氏も「監察結果はしっかりした内容だ」などと述べ、内部資料の公開も拒んだ。これでは議論が深まるはずもない。
 与党側は、これ以上の国会審議は不要との見方を示しているようだが、野党はもちろん、国民目線でもおよそ納得できるはずもない。日報を非公表とすることを誰が判断したのか監察ではあいまいなままだし、稲田氏と陸自幹部の主張は食い違ったまま。これで納得しろという方が、無理があるのではないか。
 安倍晋三首相は内閣改造後の記者会見で、日報をめぐる問題で国民の不信を招いたと自ら言及し、謝罪した。「国民の声に耳を澄ませ、政治を前に進めていく」とも語った。ならば、国民が不信を抱いている問題について、丁寧に説明するべきだろう。与党や防衛省、陸自も首相の思いを忖度(そんたく)すべきではないか。
 北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの開発を急速に進め、中距離弾道ミサイルを米領グアム島周辺に向けて発射する計画を検討するなど、日本を取り巻く安全保障環境は緊張の度合いが高まっている。日報問題などに、時間を割いている状況ではないはずだ。
 だからこそ政府・与党は、早急に稲田氏らの参考人招致に応じ、国会で審議し、日報問題にけりをつけてもらいたい。それこそが国民の信頼を取り戻す方法だと指摘したい。


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