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紀伊民報/2017/7/11 16:05
http://www.agara.co.jp/column/ron/?i=336456&p=more

高校野球和歌山大会/記憶に残る夏に

 13日から第99回全国高校野球選手権和歌山大会が和歌山市の紀三井寺球場で始まる。参加するのは昨年と同じ39校。この1年間、鍛えに鍛えた成果をすべての選手が発揮できることを期待する。
 紀南の高校では、大会初日の13日に新翔が星林、14日には新宮が貴志川、近大新宮が昨年夏の和歌山大会で優勝した市和歌山と対戦する。15日には熊野が昨年の秋季県大会優勝の和歌山東と当たる。16日は第2試合で田辺工業と串本古座が対戦、第3試合では神島が優勝候補の智弁和歌山に挑む。17日はシードの田辺が高野山とぶつかる。
 夏の大会は一発勝負の勝ち抜き戦。全国大会で優勝した学校以外はすべて敗戦を経験する。けれども、その戦いが人としての成長のきっかけになる。例えば今年、高校生最後の戦いに挑む3年生は昨年の敗戦から1年間、さまざまな思いで練習に励んできた。レギュラーになった選手も、控えに回ったメンバーも、その意味では同列である。それぞれの役割を貫徹し、記憶に残る夏にしてほしい。
 開幕を前に取材した紀南10校のメンバーの多くは「学校や地域を代表して戦う」という心構えを持っていた。「野球を通じて学んだことを社会で生かしてほしい」という指導者も多かった。
 例えば、野球部員が校内のごみを拾い、校門に立って「あいさつ運動」をするチームがあったし、すれ違った住民に元気よくあいさつするよう心掛けているチームもあった。「全力疾走」を目標に掲げるチームも増えている。「野球部から学校を変えたい」「夏の大会で勝って地域を元気にしたい」という声も複数の高校で聞いた。
 紀南地域は少子化や人口減の影響が深刻だ。高校も野球部も、その影響から無縁ではいられない。定員割れで生徒数が少ない学校もあるし、競争を求めて地域外へ進学する生徒もいる。
 日本高校野球連盟に加盟する学校が本年度、29年ぶりに4千校を割った。高校の硬式野球部員数も全国的に減少傾向にある。それでも県内ではわずかに増えている。高校生のひたむきなプレーが子どもの心をつかみ、憧れの存在になっているからだろう。
 近年、夏の和歌山大会で紀南勢が振るわない。昨年は南部のベスト8、一昨年は田辺工業のベスト4が最高だった。紀北の高校には各地から選手が集まり、元プロ野球選手がコーチを務める高校もある。中学校で活躍した選手が県外の私立高校へ進学する「流出」も増えている。
 それでも悲観することはない。夏の大会では練習で鍛えた選手が活躍する。その意味では紀南10校にも十分チャンスはある。存分に力を発揮すれば道は開ける。「この高校で野球がしたい」という中学生も増えるはずだ。
 夏の和歌山大会は来年が100回の節目。過去に学び、未来に思いをはせ、存分に戦ってほしい。紀三井寺球場を夢の舞台にする球児たちを心から応援する。 (H)


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