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愛媛新聞/2017/6/7 8:05
https://query.yahooapis.com/v1/public/yql?q=select%20*%20from%20html%20where%20url%3D'https%3A%2F%2Fwww.ehime-np.co.jp/article/news201706072729'%0A&diagnostics=true&env=store%3A%2F%2Fdatatables.org

加計問題再調査拒否/首相や政府の答弁、無責任過ぎる

 何一つ納得できない。学校法人「加計学園」の今治市での獣医学部新設計画を巡る問題に関し、安倍晋三首相は、衆参両委員会で関与を改めて否定。再調査すべきだとする野党の要求をまたも拒否した。
 「総理の意向」などとして内閣府が文部科学省に手続きを促す内容の文書が、5月以降次々見つかっている。当時の官僚トップである前川喜平前文科事務次官の「告発」もある。不都合な事情がないなら、正々堂々調査し、説明すればよい。関与していないと感情的に繰り返すだけでは、国民の不信感は募る一方だと肝に銘じるべきだ。
 内閣府とのやりとりを添付した文科省内のメールには、打ち合わせ日時や協議した内閣府審議官、文科省専門教育課長らの名前もあり、文科局長は「同姓同名の職員がいる」と認めた。これだけ詳細な情報が記されているにもかかわらず、松野博一文科相は「出所が明らかにされていない」ので調査はしないとし、首相も同調する。政策を検証する情報公開法の趣旨にも反しており、到底容認できない。第三者による公正な調査を求めたい。
 ことは政治の公平性と信頼を巡る本質的問題である。にもかかわらず首相は「私の意向は入りようがない」と語気を強め、批判の声には「印象操作だ」。再三いきり立ったかと思えば、「私が関与した証拠を見せてほしい」と時に笑みさえ浮かべて問い返し、関係のない話にすり替えて時間を稼ぐ。国民に誠意を持って説明しようとする姿勢が、みじんも感じられないばかりか、このまま逃げ切りを図っているようにもみえる。
 関与していないというが、国家戦略特区はそもそも首相主導の制度。特区認定の根拠や手続きの経緯を明確にする責務があるはずだ。
 新設の獣医学部の定員は160人。全国最大で、実現すれば総定員は一気に2割増となる。現在でも獣医師は過剰とされる中、ペットや家畜は減少傾向にある。山本幸三地方創生担当相は「需要を完璧に描ける人はいない。経済学的に言えばどんどんつくればつくるほどいい」と開き直るが、試算もなくつくればいいでは無責任に過ぎよう。
 学園は国際的な獣医学教育や家畜の感染症防止の拠点化を掲げる。だが、なぜ先進的な研究を進める既存の大学の拡充でなく新設なのか、四国で何を目指すのか、政府から具体的な説明はない。教員確保も難しく、全国の大学の数少ない人材から引き抜くことによる全体の教育力低下への懸念もある。
 安倍政権からのトップダウンの戦略に、首相と極めて親しい人物が関わり、不透明な決定経緯があり、教育機関としての先行きもおぼつかない。そんな疑念だらけの学部が、十分な説明もなく設置されることを強く危惧する。全てが明確にされないようでは、県民も安心し、胸を張って迎えられない。


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