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愛媛新聞/2017/3/20 10:05
https://query.yahooapis.com/v1/public/yql?q=select%20*%20from%20html%20where%20url%3D'https%3A%2F%2Fwww.ehime-np.co.jp/article/news201703201723'%0A&diagnostics=true&env=store%3A%2F%2Fdatatables.org

防衛省の日報隠し/特別監察を「時間稼ぎ」に使うな

 防衛省の根強い隠蔽体質に憤りを覚える。「廃棄」されたはずの南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報が、陸上自衛隊内部に残っていたことが発覚した。稲田朋美防衛相は「隠したのは現場」と現場の責任を強調するが、自身の指導力不足は隠しようがない。すぐに徹底的な調査を行い、結果を公表しなければならない。
 ところが、稲田氏は自らが指示した特別防衛監察が始まったことを理由に、国会審議での答弁を避けている。陸自内での保管状況を把握していたとみられる岡部俊哉陸上幕僚長も「監察を受ける立場なので」と説明を拒み「逃げていると捉えられても仕方ない」と、開き直りとも取れる発言までしている。
 特別防衛監察は、防衛省・自衛隊で重大な不正行為や倫理違反などが疑われる場合に、防衛相の指示で調査をする制度。しかし調査には最低でも数カ月はかかるとされ、中には1年以上かかったケースもある。特別監察を「隠れみの」に関係者が口をつぐみ、時間稼ぎをすることは絶対に許されない。
 防衛省は昨年12月、日報の情報公開請求に対し「廃棄済み」を理由に不開示とした。今年2月になって統合幕僚監部にデータが残っていたとして公表したが、実際には陸自内にも1月ごろまで保管されていた。統幕の幹部がつじつまを合わせるために、保管の事実を非公表とするよう指示したという。
 防衛省は過去にも、海上自衛官のいじめ自殺問題で内部調査結果を遺族に隠すなど、不祥事隠しを繰り返してきた。一向に改善されない体質を猛省しなければならない。今回の隠蔽に関与した幹部はさほど多くないはずだ。特別監察を待つまでもない。現在分かっている事実をすぐに公表するべきだ。
 稲田氏には、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から、防衛相としての統率力に不安が拭えない。最初に統幕内でデータが見つかった際、報告を受けるまでに1カ月を要した。今回も陸自内でのデータ隠しを把握できていなかった。稲田氏と省内幹部との意思疎通の悪さは深刻な状況と言えよう。
 稲田氏は日報に記載されていた「戦闘」を、憲法との整合性が取れないため「衝突」と言い換えたなどと説明した。学校法人「森友学園」との関係も「記憶違い」として発言を撤回、謝罪に追い込まれるなど、その言葉は著しく信頼性を欠く。「私の責任で改善していきたい」と省内改革を訴えても、説得力はないと言わざるを得ない。
 一連の隠蔽には、派遣先の厳しい治安情勢を国民に知らせまいとする安倍政権の思惑が透ける。派遣を継続した上で「駆け付け警護」という新しい任務付与の実績をつくりたかったのは明らか。そもそも日報という公文書をすぐ安易に廃棄する仕組み自体に問題がある。現地部隊の苦悩に目を背ける政権に、海外派遣を命じる資格はない。


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