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南日本新聞/2013/5/1 8:05
http://373news.com/_column/./syasetu.php?ym=201305&storyid=48179

裁判員の負担/支える配慮が足りない

 福島地裁郡山支部であった強盗殺人事件の裁判員裁判で、裁判員を務めた60代の女性が公判後にストレス障害と診断された。女性は国家賠償請求訴訟などを検討している。

 市民の精神的負担を心配する声は裁判員制度導入前からあった。裁判の対象は殺人などの重大事件である。人を裁く責任はただでさえ重いのに、究極の刑罰に関わることもあるからだ。

 懸念が現実になったのは、裁判員を支える配慮がまだ足りなかったということである。精神的なショックをどう和らげるか。国民の司法参加にブレーキがかからないよう、早急に負担軽減策を再検討しなくてはならない。

 事件は民家に侵入した被告が夫婦を殺害、財布を奪う凶悪なものだった。裁判は3月、求刑通り死刑の判決を言い渡した。

 女性は公判の全日程に参加し、殺害現場のカラー写真をモニターで見た日は食事を吐いたという。判決後も食事がのどを通らず、病院でストレス障害と診断され治療を受けている。

 福島地検は「必要最小限のカラー写真を見せた」と、立証活動は適正だったとしている。しかし、判決後の記者会見では女性以外にも心理的負担を訴える裁判員が相次いだ。

 生々しい写真で残虐さを強調したかったのだろうが、結果的に配慮に欠けていたというほかない。証拠として必要な場合でも、白黒写真かイラストにする工夫はできなかったのか。証拠採否などの際に、法曹三者で十分に検討すべきである。

 悲惨な証拠は法廷で見せない、というわけにもいくまい。精神的に動揺する裁判員への支援を、さらに手厚くする必要があろう。

 最高裁は「裁判員メンタルヘルスサポート窓口」を設けて、24時間相談を受け付けている。だが、実際の利用者は少ない。改善点がないか検証してもらいたい。

 ストレス障害に苦しむ女性も窓口に助けを求めたが、無料の心理カウンセリングを受けるには自費で東京に行くしかないと知り、断念した。裁判員に経済的負担を強いるのはおかしい。無料は5回までという制限も撤廃すべきだ。

 重すぎる守秘義務も見直す好機ではないか。罰則付きで評議内容を一生秘密とするのは、心理的重荷を負わせたままとなる。ある程度話すことで、負担が軽くなることは少なくなかろう。

 法務省の検討会が近く制度の改善点をまとめる。国民が安心して裁判員になれるような対策を打ち出すべきである。


コメント一覧


Re: 裁判員の負担/支える配慮が足りない
身近にに精神的に弱い者がおり、他人事では無かったので、裁判員制度開始直前の08年10月29日に開催された東京商工会議所と最高裁の共催による裁判員制度の説明会に参加して、閉会後個別に質問を行い、解説ご担当の最高裁判事殿から、読売・朝日・日経の法務担当記者の方がメモを取っている面前で、下記の回答をいただきました。
【質問】裁判員へのメンタルケアや、職務が原因で生じた精神的な変調発生などの損害の補償については非常勤の国家公務員として扱われるというが、裁判員を務めたことと、損害発生との因果関係の立証責任を裁判員が負うとされており、そこまでの負担はできないので、就任を辞退したいと申し出た場合に認められるか。
【回答】 その場合は過料を科すことなく、辞退を認める。

*残念ながら、都内の上場企業を中心に500社の担当者を集めて開かれた、この説明会自体が、(TV局も取材に来ていましたが)マスコミに全く取り上げられず、上記質問と回答についても記事にはなっていません。
3名の記者の方とは名刺交換も行い、質問の趣旨も説明して、「回答がもらえて良かったですね」なんて言葉もいただき、大満足でしたが、単なる自己満足に終わってしまいました。
結果的に、私の取り越し苦労にはならず、大変残念です。
また、この問題について、今まで突っ込んだ議論があまりされて来なかったのが不思議です。
ストレス疾患が発症してからのケアではなく、裁判員就任前の選別を慎重に行う方が、今回のような気の毒なケースを防げると思いますが如何でしょうか。

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lindhawk24  投稿日時 2013/5/1 20:33

 

 

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