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陸奥新報/2021/2/23 10:05
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=2&「西目屋村長選」信頼回復に問われる手腕

「西目屋村長選」信頼回復に問われる手腕

 前村長の辞職に伴う西目屋村長選が行われ、新しい村長に前村議会議長の桑田豊昭氏が当選した。村は県内最少の人口だが、世界自然遺産白神山地の入り口であり、津軽地方の水がめである津軽ダムを有する重要な地域だ。この村の新しいリーダーとして、桑田氏に課せられた役目は大きなものがあるだろう。
 村は、大揺れに揺れている。長くその座にあった関和典前村長が村発注の入札などをめぐる官製談合事件で逮捕、起訴され、現在、裁判が行われている。
 こうした村政の混乱、村長不在の中で行われた今回の村長選は、桑田氏が関村政の「発展的継続」を訴え、「村政刷新」を標ぼうする相手候補と激しい選挙戦を演じた。
 15年ぶりの村長選の投票率は、84・15%と前回選を下回ったが、8割を超えた投票率は村民の関心の高さを示しているだろう。その中で、桑田氏は535票を獲得し、相手候補に118票差をつけて初当選した。
 桑田氏には、村政刷新を支持した村民の投票が4割を超えた事実をしっかりと受け止め、今後の村政運営に生かしてもらいたい。
 前村長は、国や県とのパイプを生かしながら、津軽ダム建設と連動した村づくりを積極的に推進。ダム完成後も観光の目玉として水陸両用バスを導入したほか、村外から移り住みやすい子育て定住エコタウンの整備といった政策を次々と打ち出すなど、村政発展に寄与した。だが、その裏では特定業者との癒着の構図が深化し、今回の事件を引き起こしている。
 西目屋村では、関前村長の前の村長が公職選挙法違反で辞職。それ以前には村長経験者が産業廃棄物の不法投棄事件で逮捕されたこともあるなど、不祥事が続いた歴史がある。そこに今回の事件が加わるというような状況が村民の政治不信を招き、村政の刷新を求める声につながっていることは想像に難くない。
 桑田氏は今回、「信頼回復、村の再起」をスローガンに選挙戦を戦った。公約には高齢者対策や雪対策を含めた安心して暮らせる村づくり、教育環境支援、観光開発事業の促進などを掲げている。いずれも村民の暮らしをより良いものにするために必要なものであり、施策の着実な進展を望みたい。
 そしてこうした政策に比しても重要なのは、一日も早い村政の安定であり、村民の政治不信の払拭(ふっしょく)だろう。今回の事件は、今後の裁判の進展などにより、不正がなぜ西目屋村で起こったのか、その背景が明らかになるだろう。そこには、さまざまな村政の問題が浮かび上がるはずだ。問題に的確に対応し、今後の不正の芽を摘むことが求められる。混乱の中にある村を正常化し、前村政が残した功績のみを引き継ぎ、あしきものを断ち切ることができるか、桑田氏はその手腕が問われる。


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