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愛媛新聞/2021/2/23 8:05
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202102230015

テレワーク/労使がメリットを感じる制度に

 放送事業会社「東北新社」に勤務する菅義偉首相の長男らによる総務省幹部の接待問題で、国会での「虚偽答弁」の疑いが出てきた。総務省は接待を受けた秋本芳徳情報流通行政局長ら2人を事実上更迭した。
 
  総務省は放送行政を所管し、首相の長男は衛星放送の認可を受ける側だ。秋本氏は接待の会食で衛星放送が話題になったかどうかについて「記憶にない」と国会で答弁。その後、会食時の音声が公開されると一転して話題になったと認めた。
 
  秋本氏の対応は国会軽視も甚だしい。首相の権威を背景に、許認可に絡む接待で放送行政がゆがめられたとの疑惑はさらに深まった。幹部の処分で幕引きを図ることは認められない。総務省はきょう問題の調査結果を報告するが、国民の不信感を解消するには真相を徹底的に解明する必要がある。
 
  問題は週刊文春が報道。総務省の調査によると、幹部4人が接待を受け、タクシーチケットや贈答品も受け取っていた。首相の長男は総務省から衛星放送の認可を受けている東北新社子会社の役員も兼ねており、国家公務員倫理規程が禁じる「利害関係者からの接待」の可能性が高い。会食が集中した昨年12月は認可の更新時期だった。放送行政の公正さに疑念を抱かれるのは当然だ。
 
  秋本氏は当初、会食の事実は認めたが、「東北出身者の懇談会」と説明。「首相の長男らが利害関係者に当たると認識していなかった」とし、衛星放送に絡む話題は「記憶にない」と突っぱねてきた。だが、12月の会食時とされる音声では衛星放送の審査を巡る自身の発言が明らかになった。首相の長男が「BS」と繰り返す音声を「自分だと思う」と認めたこともあり、もはや言い逃れできないと判断したのだろう。
 
  トップ官僚が2カ月前の政策に関わる会話を覚えていないというのは極めて不自然だった。自己保身に加え、首相に影響が及ばないよう忖度(そんたく)し、国会で不誠実な答弁を重ねたのではないか。総務省のこれまでの調査もずさんだったことが示され、疑惑の解明は進んでいない。
 
  秋本氏は同業他社と同様の会食はないとしており、首相の長男だから特別扱いした可能性もある。有力政治家の身内を優遇したり、周囲が忖度したりしたと疑われるのは安倍前政権時の森友・加計学園問題、桜を見る会を想起させる。「政と官」のいびつな関係が一向に改善されない状況は危機的だ。
 
  菅首相は「長男は別人格」と強調し、問題から距離を置いている。だが、首相は総務副大臣と総務相を歴任し、省内に今も強い影響力を持つ。しかも、長男は総務相時代に秘書官を務めていた。総務官僚が接待を断り切れない背景があることは容易に想像できよう。首相は疑惑が政治不信を深めている事態を重く受け止め、自ら率先して解明に努めるべきだ。
 


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