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神戸新聞/2020/12/29 6:05
http://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/202012/0013972261.shtml

コロナ変異種/新たな局面と認識せねば

 新型コロナウイルスの変異種による感染者が、国内で相次いで確認され始めた。
 ウイルスの変異自体は、決して珍しいことではない。しかし英国で発見された今回の変異種は、感染力が最大で70%も増しているとされる点が問題だ。英国では感染が急拡大し、ロンドンなどは事実上のロックダウン(都市封鎖)に入った。
 日本では秋以降の「第3波」に歯止めがかからず、1日当たりの死者、感染者とも過去最多レベルが続く。ここで変異種がまん延すれば、限界状態の医療現場にさらなる負担がかかり、各地で医療崩壊の連鎖が起きかねない。
 世界の感染拡大のスピードも一段と加速しており、パンデミック(世界的大流行)は新たな局面を迎えようとしている。そうした危機感を持ち、社会全体であらゆる手を尽くして感染を抑えこむ必要がある。
 政府はきのう、全ての国・地域からの外国人の新規入国を一時停止した。当然の措置といえるが、一方で中国や韓国など11カ国・地域とのビジネス関係者らの往来を制限していない点には、疑問を抱く。
 経済へのダメージや来年夏の五輪も意識して、政府は徐々に入国制限を緩和してきた。だがここは思い切った制限が必要ではないか。感染対策と経済対策の二兎(と)を追えば、一兎も得ない結果になりかねない。
 変異種の感染者の1人は、空港検疫の対象から除外されている国際線パイロットだった。いくら水際作戦を強化しても、穴があればウイルスは必ず侵入する。入国制限の実施が遅れ第1波を招いた経緯を、政府は思い起こすべきだ。
 英国では9月には変異種が発見されており、ロンドンの陽性者の大半を占めるという。他の国々でも確認され、すでに世界全体に拡散しているとみるのが自然だろう。
 南アフリカやナイジェリアでは別の変異種が見つかっている。デンマークでは11月、家畜のミンクから人に感染した変異種も確認され、大規模なミンクの殺処分が行われた。
 懸念されるのは重症化のリスクやワクチンの有効性だが、現時点では明確な知見は得られていない。世界保健機関(WHO)が主導し、国際社会全体でデータや臨床の結果を共有し警戒を強める必要がある。
 個人の感染対策について専門家は手洗いや「3密」回避などの徹底を呼び掛けている。身を守り、感染を広げない一層の注意が求められる。
 きょうから大半の事業所は正月休みに入る。過度に恐れる必要はないが、感染リスクが高まっている点は、日常生活のあらゆる場面で意識しておきたい。


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