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福島民友/2020/10/18 10:05
https://www.minyu-net.com/shasetsu/shasetsu/FM20201018-547859.php

大熊の教育応援団/子どもの夢が膨らむ授業を

 大熊町教委が芸術家、作家ら第一線で活躍する専門家を講師に招き、児童生徒の教育を支援する「おおくまの教育応援団」の活動を始めた。町の将来を担う子どもたちの成長を後押しする、町ならではの取り組みに期待したい。
 同町の熊町、大野両小と大熊中の児童生徒は、東京電力福島第1原発事故により、避難先の会津若松市で勉強している。町教委は2022年4月に小中9年間で一貫した教育を行う義務教育学校を同市に開校し、翌23年に町内の大川原地区に新設する幼小中一貫の教育施設に移転する予定だ。
 教育応援団は、さまざまな分野の専門家の技術や知識などを子どもたちに伝え、将来を切り開いていく力を育てることを主眼にしている。全国各地で子どもと芸術をつなぐ活動を行っているアトリエANZ(東京都)などを介して講師の派遣を受ける。
 教育応援団の授業は芸術作品の制作など、普段の授業では得ることのできない学びの場となる。町教委は、子どもの能力や感性、創造力を最大限引き出すカリキュラムづくりに努めてほしい。
 町の特色の一つに挙げられるのが、長く取り組んできた読書活動だ。町教委はこの伝統を土台に「本が生まれる学校」を理念に掲げ、教育応援団の取り組みにも反映させる。講師から得た学び、もの作り体験などの過程を本にまとめることを目指す。例えば絵本、写真集、町の歴史を題材にした小説や童話などを想定している。
 一冊一冊の本は教育応援団の成果であると同時に、子どもたちの成長の証しでもある。一人の作家、アーティストとして出版することになる子どもたちにとっては大きな励みにもなるだろう。
 子どもたちが手掛けた本を通じて町の姿を全国に発信できる。町独自の教育環境をアピールし、より多くの子どもたちの受け入れにつなげてもらいたい。
 町教委は町外の専門家だけでなく、町の文化などを伝えるため住民に参加してもらうことを検討している。多くの町民が避難生活を続けている状況で、地域の歴史や文化、伝統を子どもたちに継承していくことは急務と言える。
 伝承遊びや先人の知恵を学ぶプログラムなどを通し、子どもたちと地域の高齢者らとの結び付きを深め、学校を交流拠点にしていく取り組みも大切だ。
 子どもと学校、地域が双方向でつながれば新たな活力が生まれ、町の未来像を描く原動力になる。教育応援団には、その中核として機能していくことが求められる。


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