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陸奥新報/2020/9/16 10:05
http://www.mutusinpou.co.jp/index.php?cat=2&がん征圧月間「必要な取り組みを前に」

がん征圧月間「必要な取り組みを前に」

 新型コロナウイルスの影響で、がん検診の受診件数が落ち込んでいるという。県総合健診センターによると、市町村が行うがん検診は胃がんや大腸がんなど5種類のがんすべてで前年同時期より4~5割の減。同センターはがんの早期発見と早期治療につながる検診の受診件数が減った現状に、警鐘を鳴らしている。
 減少の理由は、コロナの感染拡大で、実施主体の市町村が検診の延期や中止を決めるなど、検診機会が減ったことが主だが、コロナの感染を懸念して受診を見送った人も2割程度いるという。4~7月末の検診の実施状況は、大腸がんが前年同時期の63・6%、肺がんは同63・2%、胃がんは同63・1%といずれも4割減。子宮がんは同57・3%、乳がんは同55・1%とさらに低い。センターは来年3月までの1年間で、前年度比2割減を見込んでいる。
 センターは「検診を1年見送ると、早期発見ができなくなる」として注意喚起。喫煙など自分のがんリスクを見極め、リスクを自覚している場合は受診を見送らず、適切に検診を受けるよう助言している。
 本県は男女ともに平均寿命が全国最下位。理由はさまざま考えられるが、がんの死亡率が高いことが平均寿命に大きく影響している。1982年から毎年死因のトップはがん。死亡数の割合は死因2位の心疾患の2倍ということからも、いかにがんで亡くなる人が多いか分かるだろう。最新の2019年の人口動態統計の概況では、本県のがんの死亡率(人口10万人当たり)は413・2で、過去最悪を更新。全国順位は秋田県に次ぐワースト2位で、7年連続の不名誉な記録となっている。
 本県はがんの死亡率は高いが、り患率は全国並みのため、がんが進行してから発見される割合が高いとされている。早期発見、早期治療にはやはりがん検診の受診率向上が重要。実施主体にはコロナ対策に気を配りつつ、受診者が安心できる情報発信にも努めてほしいし、受診するわれわれもマスク着用、手洗いなどできる範囲で協力すべきだろう。
 県保険医協会が行ったアンケート調査では、病院の受診が減ったという声も寄せられている。4~6月の3カ月間の影響を聞いたところ、5月には回答した医科、歯科の医療機関の7割以上が外来患者数、保険診療収入ともに前年同月に比べて減ったと回答。6月はやや回復したが、5割はやはり前年同月比で患者数などが減ったと答えており、「恐怖心をあおる報道で必要必至の治療のキャンセルや措置の拒否が相次いだ」などの声も上がったようだ。
 コロナは社会的な影響が大きく、できる限りのリスクを避けたいという気持ちは理解できるが、健康長寿県を目指す本県の歩みは止めたくない。9月はがん征圧月間。コロナ禍でも必要な取り組みが前に進むよう、それぞれの立場で尽力したい。


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