main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

西日本新聞/2020/12/4 12:00
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/670313/

臨時国会閉幕へ/「国難」克服の議論足りぬNew

 新型コロナウイルスの感染拡大に対し「勝負の3週間」などと警戒を訴えながら、政府と与党は国会の会期を延長せず閉じるという。これでは政権の危機感が国民へ伝わるわけがない。
 臨時国会はあす閉会する。国民が安心して年末年始を迎える状況であれば、文句はない。しかし、現実は正反対だ。コロナ対応をはじめ、日本学術会議の任命拒否、「政治とカネ」を巡る問題など、国民が望む国会論戦に自ら背を向けるようでは「言論の府」の看板が泣こう。
 振り返れば、菅義偉内閣が発足して初の本格的な論戦の場だった。所信表明演説で首相は感染拡大とそれに伴う経済の落ち込みを「国難」と表現し、「国民の命と健康を守り抜き、経済を回復する」と宣言した。
 現実はどうか。重症患者の増加で大都市部の「医療崩壊」が現実味を帯びてきたと専門家は警告する。にもかかわらず、首相は「静かなマスク会食」を呼び掛ける程度で発信力には乏しい。需要喚起策「Go To キャンペーン」を巡って東京都との足並みの乱れが表面化するなど、むしろ迷走と混乱を国民に印象付けたのではないか。
 立憲民主党など野党4党は会期延長を求め、新型コロナ特別措置法の改正案を衆院に共同提出した。緊急事態宣言に関連する都道府県知事の権限強化が柱で、休業要請をした場合の事業者向け給付金を国が全額負担する内容も盛り込んだ。こうした法案の速やかな審議こそ、今国会の使命だと指摘したい。
 学術会議の問題で首相は任命を拒否した理由を明かさなかった。学術会議の在り方に疑問を抱いてきたという趣旨の答弁はするが、なぜ拒否に及んだかと問われると「公務員の個別人事に関する答弁は控える」の一点張りだ。この問題は、首相が正当な理由を説明しない限り解決しない。説明できないのなら、推薦通りに任命すべきである。
 「答弁は控える」との発言は安倍晋三前首相側が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の政治資金規正法違反(不記載)疑惑でも繰り返された。安倍前首相は国会答弁で疑惑を全面否定し、官房長官だった菅首相もその答弁を追認していた。前首相の国会答弁が虚偽だった疑いが濃厚な問題である。現首相としてもっと主体的に答弁できないのか。もどかしさが募る。
 安倍内閣で農相だった吉川貴盛衆院議員が鶏卵業者元代表から大臣室で計500万円を受領した疑惑も浮上した。相次ぐ「政治とカネ」疑惑は捜査当局任せにせず、本人の説明も含め国会で追及すべきだ。早々に閉会する政権側の姿勢は「疑惑隠し」と批判されても仕方ない。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて