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西日本新聞/2020/10/29 12:00
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/659094/

タカ3年ぶりV/コロナ禍に元気もらったNew

 プロ野球の福岡ソフトバンクホークスが3年ぶりのパ・リーグ優勝を決めた。
 2位にゲーム差なしにまで迫られてからの12連勝は圧巻だった。一気の快進撃が2年連続でシーズン優勝を逸した雪辱を果たし、コロナ禍で気分も沈みがちな九州全体を元気づけてくれた。心から拍手を送りたい。
 胴上げのない優勝決定後のシーンが象徴的だった。今年のプロスポーツは新型コロナウイルスの影響抜きには語れない。感染防止のため社会活動が自粛を余儀なくされ、経済も停滞し重たい雰囲気が世の中を覆った。
 スポーツ界は異例の対応で臨み、プロ野球の開幕は予定から3カ月遅い6月19日だった。23試合削減の120試合となり、公式戦で初の無観客試合もあった。優勝と2位で争うクライマックスシリーズ(CS)を行うパ・リーグは同一カード6連戦など厳しい日程も組まれた。
 ホークスは出足こそつまずいたものの、充実したリリーフ陣に代表される分厚い選手層を生かして首位争いを演じ続けた。
 目立ったのは若手の台頭である。開幕レギュラーをつかんだ栗原陵矢選手は高い得点圏打率が光った。周東佑京選手は後半戦に入り打撃も安定して打順も1番に定着し、盗塁数もトップを走り勝利に大きく貢献した。
 周東選手に加えて千賀滉大投手、甲斐拓也捕手ら育成ドラフト出身者が主力として活躍するところにホークスの強さの一端がある。他方、チームを長年支えた内川聖一選手の姿が優勝の輪にはなかった。プロの世界の厳しさがにじむ場面だった。
 優勝を争った千葉ロッテの主力がコロナ感染で大量離脱したことも今季を物語る出来事だった。終盤の失速への影響は否めずライバルながら残念だった。
 コロナ禍はスポーツの在り方を考えさせる機会にもなった。無観客でのプレーに、選手はファンが近くに存在することの価値を改めて認識したのではないか。人々をつなぎ、世の中のムードを明るい方向へ変えられるスポーツの力を実感できた。
 コロナ禍の収束が見通せない中、今後も選手はもちろんスタジアムなどの感染防止対策は怠れない。多くのファンに支えられるプロスポーツは、これを乗り越える工夫が求められる。
 九州はプロ野球だけでなくサッカーJ2でもアビスパ福岡、ギラヴァンツ北九州、V・ファーレン長崎が上位争いを繰り広げている。ファンには日々の活力となり、経済にもプラス効果をもたらすのは間違いない。
 ホークスにはまだ日本シリーズ4連覇という大仕事が残っている。気を引き締めてCSも突破し、ぜひ成し遂げてほしい。


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