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北海道新聞/2020/6/30 6:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/435590?rct=c_editorial

コロナ1千万人/感染抑止もっと重視を

 新型コロナウイルスの感染者が全世界で1千万人を超え、感染による死者は50万人を突破した。
 昨年末に中国で最初の感染者が報告されて以来、感染の中心は欧州から米国、さらに中南米やアフリカなど全世界に広がっている。
 特に今月は感染者の拡大ペースが加速している。各国が経済的な苦境に陥る中で活動の再開に踏み切り、そのことが感染拡大に影響している。
 感染症は全世界で終息しなければ、繰り返し流行する懸念がある。20世紀初めの「スペイン風邪」は3波にわたった。
 新型コロナも封じ込めが一筋縄ではいかないことを改めて認識する必要がある。経済活動の再開を急げば、かえって感染の拡大を招き、正常化は遠のきかねない。
 感染者数が急速に増えているのは1位の米国と2位のブラジルだ。両国だけで全世界の3分の1以上を占める。
 4月に一度ピークを迎えた米国は5月にかけて減少傾向にあったが、早期の経済再開に踏み切った南部や西部を中心に再び拡大した。それでもトランプ大統領は楽観的な見方を繰り返している。
 ブラジルも同様だ。当初は州が主導して店舗休業などの対策を取ったが、ボルソナロ大統領は「ちょっとした風邪」と軽視したことで、貧民街を中心に感染が急速に広がっている。
 両大統領とも、国内の支持者向けに以前の生活に戻すことを優先し、感染対策には消極的だ。その結果、甚大な被害を受けているとしか言いようがない。
 このままでは脅威を他国に与え続けるばかりだ。世界共通の危機を抑え込むには、自国第一主義では無理である。各国が連携して対策に取り組むことが欠かせない。
 懸念されるのは、南アジアやアフリカなどの途上国で感染者が急増していることだ。こうした国は医療体制が脆弱(ぜいじゃく)で、検査が追いつかず正確な把握も困難という。医薬品の配布が難しい地域もある。
 コロナは弱い立場の人々をさらに苦境に追い込む。国際社会の支援が不可欠である。
 夏の観光シーズンを迎え、欧州連合(EU)などは往来規制の緩和を急ぐ。日本も出入国制限の段階的な緩和を検討しており、まずベトナムへの渡航が始まった。
 拙速な対応を避け、万全の水際対策が必要であるのは言うまでもない。難しい道ではあるが、感染を封じ込めつつ経済活動の再開を模索するほかあるまい。


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