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北海道新聞/2020/2/14 6:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/392932?rct=c_editorial

荒れる国会/不遜極まる首相のヤジ

 安倍晋三首相が衆院予算委員会で、質問を終えた立憲民主党の辻元清美氏に対し「意味のない質問だ」と自席からヤジを飛ばした。
 内閣は国会に連帯して責任を負い、首相と閣僚には説明や答弁の義務があると憲法は定めている。
 国民への説明責任を果たすべき首相が、言論の府である国会で議員の質問を「無意味」と言い放つなど、言語道断である。
 野党が「議会制民主主義への冒涜(ぼうとく)だ」と反発したのは当然だ。
 「桜を見る会」の私物化疑惑などを追及されている首相は、ほかにも野党攻撃を繰り返している。疑惑解明に消極的な自身の姿勢を棚に上げて、矛先を野党に向けるとは不遜極まりない態度だ。
 辻元氏は、週刊誌が報じた和泉洋人首相補佐官と厚生労働省女性幹部の海外出張を「公私混同」と指摘し、和泉氏が加計学園問題でも渦中にあったことを挙げ「タイは頭から腐る」と批判した。
 ヤジはこの直後に飛び出した。「罵詈(ばり)雑言の連続で、反論の機会が与えられなかった」と言う。
 野党の厳しい批判も国民の声として受け止める度量と覚悟が、一国の宰相には必要だ。国民の負託を受けた議員への侮辱は、背後にいる国民への侮辱に等しい。
 首相は桜を見る会の前夜祭に関する質問に「非生産的な、政策とは無縁のやりとりを長々と続ける気持ちは全くない」と述べた。
 議論が終わらないのは、論理性を欠く首相の説明に全く理解が得られていないからである。
 後援会の主催でありながらホテルと契約したのは個々の参加者。ただ、自分は後援会員の要望に応えてゲストとして出席した―。
 苦し紛れの答弁を繰り返し、追及に感情をあらわにする。品格を欠いた首相の言動が、貴重な論戦の機会を不毛なものにしている。
 桜を見る会を巡っては、マルチ商法を行っていた札幌の企業の役員が、前夜祭などで首相夫妻らと撮影した写真を勧誘に使っていたとされる新たな問題も発覚した。
 政権への信頼の根幹に関わる私物化疑惑の解明が「非生産的」であろうはずがない。
 桜を見る会ではまた、公文書管理担当の北村誠吾地方創生担当相が公文書管理法を理解しているかどうかも怪しい答弁を続け、閣僚としての資質が問われている。
 森友・加計問題などで公文書管理の問題が噴出したにもかかわらず、首相は担当相の重要性への認識を欠いていたのだろう。政権の国会軽視の表れの一つである。


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