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中國新聞/2019/4/23 10:00
http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=525629&comment_sub_id=0&category_id=142

衆院補選、自民2敗/地方軽視への批判票だ

 夏の参院選の前哨戦となる衆院大阪12区と沖縄3区の補欠選挙は、いずれも自民党公認の新人候補者が敗れた。
 安倍晋三首相が2012年末に政権に復帰して以降、国政選挙の補選で自民党候補が敗れたのは初めてのことだ。
 問題発言による閣僚の辞任が相次ぐなど、長期政権の緩みやおごりが止まらない。政権、与党に厳しい審判が下った意味は重い。有権者の批判と不満の表れだと謙虚に受け止めるべきである。
 補選で問われたのは、政権が地域の声に真摯(しんし)に応えているかどうか、という姿勢だろう。
 沖縄3区の補選は、県知事に転出した玉城デニー氏の失職に伴うものだ。選挙区には、米軍普天間飛行場(宜野湾市)に代わる新基地の移設先である名護市辺野古があり移設問題が争点となった。移設計画に反対し、玉城氏の後押しを受けた野党系の無所属新人が、元閣僚の自民党候補を下した。
 「辺野古移設ノー」の民意はこれまで何度も示されている。昨年以降だけでも、新基地移設に反対する玉城氏が知事選で圧勝し、今年2月の県民投票でも反対が7割を超えた。
 これに対し、安倍政権は計画変更を求める沖縄県の声を無視するかのように、埋め立て工事を継続している。
 野党が推す候補の勝利は、高圧的な態度で新基地建設を強行する安倍政権への厳しい批判である。玉城知事は「対話で解決することが重要」と重ねて求めている。政府は直ちに工事を中断し、県側との話し合いに応じるべきだ。
 一方、大阪12区補選は自民党議員の死去に伴うもので、日本維新の会の新人が自民党の新人を含む4候補の争いを制した。
 統一地方選前半戦での府知事、市長のダブル選の勝利の勢いを保ったということだろう。加えて、大阪の復権を目指し、維新が掲げる「大阪都構想」も追い風になったに違いない。
 東京一極集中が加速する半面、大阪を中心とする関西経済の地盤沈下に歯止めがかからない。前議員の「弔い選挙」として戦った自民党は、そうした有権者の危機感に気付かなかったのではないか。
 関西に強い地盤を持つ公明党の支援を受けたにもかかわらず、ダブル選から3連敗という結果は政権、与党にとっては深刻だろう。
 選挙前には、桜田義孝前五輪相の東日本大震災の復興を軽んじる発言や、〓田一郎元国土交通副大臣による下関北九州道路の建設に絡んでの「忖度(そんたく)発言」もあった。なぜ支持を得られなかったのか。有権者が抱く不信感や不満を軽んじているようでは、信頼を取り戻すことなどできまい。
 統一選前半戦では、四つの県知事選で自民が分裂し、島根や福岡では党の推薦候補が敗れた。「地方の声に聞く耳を持たない」との不満の声も漏れている。今回の結果を受けて、地方の「安倍離れ」がさらに進む可能性も否定できない。
 自民党の一部には、今回の敗北は「地域の特殊事情を反映した」との声が多い。なぜ負けたのかをきちんと分析しなければ、流れを変えることはできないだろう。地方を軽視した結果を重く受け止めるべきである。
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