main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

中國新聞/2019/4/21 10:00
http://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=524237&comment_sub_id=0&category_id=142

10連休を前に/暮らしの混乱防ぎたい

 皇位継承に伴う「春の10連休」がスタートする27日まで1週間を切った。旅行や帰省を楽しみにしている人もいるだろう。一方で、暦通りに休みを取れない人も少なくない。
 経験したことのない長期の大型連休である。病気の治療はどうするのか、ごみの収集はあるのかなどの心配もある。
 まずは暮らしへの影響や混乱を最小限にとどめるためにも、地元の自治体などから必要な情報をしっかり入手して、備えたい。
 10連休は昨年12月に成立した特別法で決まった。新天皇が即位される5月1日を「国民こぞって祝意を表する」ため、今年限りの祝日とし、10日連続の連休が設定された。
 異例の長さとなるだけに、政府も「国民生活に支障を来さないように万全を期す」として、2月に対処方針をまとめた。それでも国民生活の混乱を不安視する声は根強い。
 特に医療体制は、生命に関わるだけに重要である。広島県や山口県などは救急対応や外来患者の診療に応じる施設のリストを作成し、ホームページ(HP)などで公表し、住民への周知を図っている。
 各地域の基幹病院などでは、特別法で休日になる4月30日から5月2日の3日間を通常診療とするところも目立つ。慌てることはないが、持病のある人は連休前に薬を多めに処方してもらっておいた方が良さそうだ。
 公立の保育園も長期に休むところがほとんどだ。休みたくても職場の事情で休めない人もいるはずだ。幼い子どもを持つ保護者は、預け先探しに苦慮しているのではないか。
 政府は一時預かりする保育施設への補助を加算して対応する構えだが、現場任せで十分な対応が取れているとは言い難い。市町村と連携し、地域の事情に応じて施設や保育士の確保などの調整を進め、受け入れ現場を支えてほしい。
 金融機関の多くも窓口業務を休む。連休前後には店舗の混雑が予想される。他にも、ごみ収集の予定や交通機関の混雑なども頭に入れておきたい。
 小売業や介護など人手不足が深刻な分野では、連休中に出勤した人が代休を取れるのかが懸念される。仮に休めても、時給や日給で働く派遣社員やアルバイトにとっては、大幅な収入源につながってしまう。
 政府は、経済団体などを通じて経営者に適切な配慮と対応を要請しているが、実現が担保されているわけではない。雇用主の動向をチェックし、不公平感や格差が生じないよう努めなければならない。
 心配事を挙げれば尽きない。長期休暇を取ることはもちろん大事である。ただ働き方やライフスタイルが多様化した今、お盆や年末年始などに国民がこぞって休むことのマイナス面にも目を向けるときだろう。
 改善するには長期休暇を取る時期の分散化が必要だ。一人一人の負担が平準化されれば休みを取りやすくなるはずだ。分散が難しければ、年休を希望通りに消化できるようにすべきだ。
 10連休を目前にして、浮き彫りになるのは日本の社会の課題ばかりである。働き方の見直しは、休み方の見直しでもある。休みの取り方を再考する機会にしたい。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて