main menu
サイト内検索
ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失

新規登録
OpenIDログイン

OpenIDを入力

mixi Yahoo! JAPAN Google BIGLOBE はてな livedoor エキサイト docomo ID

ツッCOM

切り抜き詳細

北海道新聞/2019/2/11 6:00
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/275558?rct=c_editorial

自民党大会/首相追随/希薄な存在感

 自民党はきのう党大会を開き、統一地方選と参院選に向けた結束をアピールした。安倍晋三首相が昨年9月の党総裁選で連続3選されてから初の大会だった。
 首相は森友・加計(かけ)問題の真相解明をおざなりにしたまま、新たに発覚した統計不正でも統治の在り方を問われる事態となった。
 長期政権のひずみが随所に見られるが、足元の自民党は「1強」の首相に追随し、存在感は薄い。
 党の部会でも国会でも政府へのまともな監視機能を発揮せず、法案を通す数の塊と化している―。そんな実態を昨年12月の改正入管難民法成立で改めて見せつけた。
 「ポスト安倍」を見据えた政策論争はなく、閣僚や議員の問題のある言動ばかりが目立つ。
 先週も、「子どもを産まなかった方が問題だ」と言い放った麻生太郎財務相が発言を撤回した。
 野党が「多弱」のままで、政権第1党がこうした緩んだ状態では、政治の活性化は望めまい。
 首相は演説で統計不正の徹底検証や再発防止を改めて強調した。
 だが、国会で自民党など与党は厚生労働省の責任者だった元政策統括官の招致を4日間拒み続け、先週末にようやく認めた。この対応のどこが「徹底検証」なのか。
 大会運動方針は「責任政党」をうたった。発覚から2年の森友・加計も含め不都合な問題に背を向ける限り、その名からは遠い。
 首相は改憲が「立党以来の悲願」だとして、9条への自衛隊明記を重ねて訴えた。ただ、自民党が目指す条文案の国会提示は見通しが立たず、運動方針も改憲は昨年より抑制した表現となった。
 首相も国会では発言をトーンダウンさせており、大会演説も経済政策のアピールに時間を割いた。だが過去も選挙が近づくと改憲を引っ込め、経済を前面に出した。
 国民の懸念が根強い9条改憲から目をそらせ、参院選で改憲勢力の3分の2を維持して再びアクセルを踏む―。そんな意図がないか今後も目を凝らす必要があろう。
 首相は、大会前日の党の会合で「統計不正とアベノミクスは無関係」と強調した。なのに、野党がマイナスだったとする昨年の実質賃金の参考値を示そうとしない。
 総裁選で善戦した石破茂・元幹事長も大会後、「国民の実感と党の言っていることに乖離(かいり)を起こさないようにしなければいけない」と実質賃金の低迷に言及した。
 各種の指標を客観的に分析し、納得できる経済政策を論じることこそが、責任政党の態度だろう。


コメント一覧


 

 

©太陽と風と水, 2011/ info@3coco.org  本サイトについて