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読売新聞/2017/11/14 8:00
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20171113-OYT1T50096.html

日中首脳会談/相互訪問で地域の安定を図れ

 アジアの安定のためには、日中両国が対立を乗り越えて協調することが欠かせない。懸案の首脳の相互訪問を早期に実現し、戦略的互恵関係を前に進めねばなるまい。
 安倍首相がベトナムで中国の習近平国家主席と会談し、首脳の相互訪問を提案した。習氏も前向きな考えを示した。早期に日本で日中韓首脳会談を開き、李克強首相の来日を実現し、来年の安倍首相訪中と習氏来日につなげたい。
 首相は「来年の日中平和友好条約締結40周年を見据え、両国の関係改善を力強く進めたい」と表明した。習氏は「今日の会談は日中間の新たなスタートになる」と述べ、今回の会談を評価した。
 首相はフィリピンで李氏とも会談した。中国の両首脳と連続して会談するのは異例である。両国がさらに歩み寄り、様々な課題に連携して取り組むことが大切だ。
 首相は習氏に対し、北朝鮮問題でより積極的な役割を果たすよう求めた。北朝鮮に核・ミサイル開発の断念を迫るには、北朝鮮包囲網に中国を取り込み、その実効性を高めることが重要である。
 中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に関連し、首相は「第三国で日中両国がビジネスを展開していきたい」との意向を伝えた。
 一帯一路の対象であるアジアやアフリカの途上国が、巨額のインフラ投資や援助を必要としているのは事実だ。だが、港湾開発などを通じて中国が覇権主義に走り、軍事的な影響力を拡大すれば、地域が不安定化しかねない。
 日本が適切に関与することで、投資や援助の開放・透明性や経済性を高め、関係国の健全な発展に寄与することが求められる。
 首相は習氏に対し、海洋秩序の重要性を指摘した。6日の日米首脳会談で「自由で開かれたインド太平洋戦略」の推進を確認したばかりだ。日米が連携し、南シナ海における航行の自由の確保などを中国に訴え続けねばならない。
 首相が「東シナ海の安定なくして、日中関係の真の改善はない」と習氏に強調したのは当然だ。
 尖閣諸島周辺の領海での中国による公船の侵入の常態化は看過できない。早急に是正すべきだ。
 自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を防ぐ「海空連絡メカニズム」は、首脳が合意したのに、運用開始に至っていない。東シナ海でのガス田共同開発の交渉も中断中だ。
 ようやく足並みがそろい始めた首脳同士の関係を土台に、政府間の具体的な協議と調整を急ぎ、緊張緩和を図る必要がある。


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